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通勤で電車に片道1時間以上乗ってるので、暇つぶしがてら小説を読んでいるが、週に1冊としても年間50冊ぐらいの勘定になる。それを20年以上だから、トータルでは…。ただ、ほとんど本は買ったことがない。買っても古本でしかも100円コーナーだ。会社に読書家がいて、それを回してもらうのが多い。これ面白いよ、読む?などといって本を貸してくれるのが何人かいるのだ。それがないときは、図書館でかりてくることもある。そんなわけなので、読むジャンルとか決まってなくて、しかも、回してもらった本などは書店のブックカバーがついたままなので、作者もタイトルも知らずに読み終わってしまうことも多い。読むジャンルはないが傾向はある。それは、なるべく一つの話しが長いもの。20巻とかあると安心できるのだ。古本屋の100円コーナーは、続き物でもそろっていないので、主に本の厚みで選んでいる。翻訳物などは、安くてページ数も多いのでお得だ。 写真は、電車で持って歩くには重たいハードカバーであるが、全19巻で3ヵ月ほど楽しめた。つまり3ヵ月間読む本を探さないで良かったということだ。 読んだ中で一番長かったのが、山岡荘八の徳川家康26巻だ。半年ぐらいかかって読んだが、その前に同じ作者の織田信長4巻、豊臣秀吉6巻を読んだので、相当時代が被っていて何度も読みながら寝てしまったものだ。 昨年読んだ中で、面白かったのは、第一次世界大戦後の東北のマタギを主人公にしたものと江戸時代に江戸で京豆腐を売る職人の話しが面白かった。 例によってブックカバーを外していないので、作者もタイトルも不明だが、絹ごしの京豆腐を、木綿豆腐が一般的だった江戸で売る苦労なんて、およそ小説の題材として思いつかないようなものを持ってくる所に、作者の力量を感じた一冊だった。
by gonshicrf
| 2007-02-01 13:57
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